2016年 09月 15日
オイルポンプ取り付け |
さてさて、続きです。
オイルポンプの組み付けですが、色々調べると守るべき注意点がいくつかあるようです。
ポンプのセンター出し、締め付けトルク、スナップリングの取り付け・・・等
センター出しは色々ブログで書いてある諸先輩方の記事を参考に
オイルポンプ・ドライブシャフトがどこにも引っかかりなくスムーズに回るように取り付けました。
まずポンプ本体を仮組みしてシャフトにギアを取り付けて
ギアを指で回しながら少しづつポンプ本体のボルトを締め付けていきます。
回していて引っかかるようならまた緩めてセンターを探ります
そうして本締めまでセンターを狂わさないように締め付けます。
初めてですごく時間がかかりましたが、ここでテキトーにするとポンプが正常に働かなくなるのでかなりしつこく作業しました(笑)
バイクにとっては血液(オイル)を循環させる、まさに心臓ですからね
締め付けトルクは使うガスケットによって変わるようなのでそのガスケットにあった締め付けトルクを守りましょう。
ガスケットには
白ガスケット、黒ガスケット、プラスティックがあります。
それぞれのガスケットの包材等に規定トルク値が書いてあると思います。
今回自分は黒ガスケットで10.3Nmで締め付けました。
画像では分かりにくいですがポンプギアは本体からほんの少し突き出しています
この突き出した部分とガスケットの厚み、さらに締め込んだ時のガスケットの潰れ具合を計算されたものがトルク値なので
ここのトルク管理はすごく大切な行程だと思います。
ここもテキトーにするとオイル漏れorオイルポンプ動作不良の原因となります。
最初の画像にもありますがギアを外側に外れないように留めておくスナップリングを取り付けるのにも苦労しました(笑)
色々挌闘していうるちになんとなくコツみたいなのがつかめてきました。
しかしこのスナップリング、何回か取り付けに失敗すると段々と輪が広がってきて使い物にならなくなってくるので2~3回ぐらいのトライが限界です。
見て広がってるなと思ったら迷わず新しいものに交換しましょう。
とはいえ、ポンプのセットには2個くらいしか入ってないので自分はパーツ屋さんでスナップリング単品を購入しました(3回目で成功・・・(汗))
ちなみに手持ちのスナップリングプライヤーが太すぎて穴に入らなかったのでヤスリで削りました。
そんなこんなで苦戦しながらもオイルポンプ組み付け
う~ん存在感ありますな(笑)
さてさて、いい仕事してくださいよ~ポンプさん^^
by nimoevo
| 2016-09-15 20:34
| ハーレー